孽子
2006.4.28 発売/白先勇著/陳正醍訳
新しい台湾の文学シリーズ 国書刊行会
定価3,675円(税込)
最初の刊行予定から、いったい何年待たされたことか…。
やっとですが、それでもしっかり発売されたということで感謝!
非常にうれしい~ッ!!!
「最後の夜」「永遠の輝き」「赤いつつじ」「最後の貴族」など読みましたが、
実は白先勇のそれほどファンというわけでは…無いです。(汗)
ドラマ化された作品がめちゃめちゃ好きなのですね。
とはいえ台湾の作品ですから、
流れから大まかなストーリーや感情面は理解できても、細かいところまで
理解できるわけ無いので、原作の邦訳を待ち望んでいたわけです。
感情的にはわかり過ぎるくらいなので、そこが辛かったりもしますが…。
戒厳令下の台北新公園に集まる寄る辺なき若者達の群像に、
父と子の葛藤と台湾の歴史とを描き込んだ傑作長篇。
戦後中国語文学における最重要作家の代表作。
※出版社の説明から引用